【表紙】 【題箋】 《題:抱一珍画集》 【資料整理ラベル 上部】 3 【同 下部】 JAPONAIS  610 【右丁】 【『古今集』巻第十の歌】     やまし        平あつゆき 時鳥みねの雲にやましりにしありとはきけと見るよしも                        なし     からはき       よみ人しらす うつせみのからはきことにとゝむれと玉のゆくゑを見ぬそかな                           しき     かはなくさ【「く」の左肩に朱の濁点】  ふかやふ うは玉の夢になにかはなくさまんうつゝにたにもあかぬ心を     さかりこけ【「か」の右肩と「こ」の左に朱の濁点】  たか む(ン)こ(ス)【「スは朱】のと し(利春)はる《割書:高向氏》 花の色はたゝひとさかりこけれともかへす〳〵そ露はそめける     にかたけ【「か」の右肩に朱の濁点】  しけはる 命とて露をたのむにかたけれは物わひしらに鳴のへの虫 【左丁】 【題箋】 《題:抱一珍画集》 【資料整理ラベル】 【上部】 3 【下部】 JAPONAIS  610 【白紙に資料整理ラベル】 JAPONAIS  610 【右下に朱印】 【白紙 上部に手書きメモ】 Japon 610【下に波ガッコあり】 【雷神 絵】       抱一筆【陽刻落款印】雨華庵主       抱一筆【陽刻落款】雨華庵主 【風神 絵】 雨花抱一筆【陽刻落款印】      【鶉 絵】 【公卿としもべ図】      【陽刻落款印】 抱一筆【陽刻落款印】雨華庵主 【おかめ風女性の図】 【騎乗の貴人と童の図】 抱一筆【陰刻落款印】軽挙 【蛙の図】 【陽刻落款印】抱弌之印 【鶏の図】  一年之謀在元日  一日之謀在雞鳴 初とりや先金遣ふ     はかり事     抱一書画【陰刻瓢形落款印】雨華 【紅葉の図】       抱一筆【陽刻落款印】雨華庵主 【騎乗の武人の図】     抱一筆【陰刻落款印】軽挙 【禽鳥図】      【陽刻落款印】雨華道人【衟は道の古字】 【竹に雀図】      抱一筆【陰刻瓢形落款印】雨華 【干し柿図】    抱一筆【陰刻瓢形落款印】雨華 【樹木図】   【陽刻落款印】抱弌之印 【布袋図】     抱一筆【陰刻瓢形落款印】雨華 【大国図】    抱一筆【陰刻瓢形落款印】雨華           【陽刻落款印】 このうちも   猶    うらやまし     やまからの身         のほと        かくす       夕かほのやと 【果物図】    【陽刻落款】 【猫之図】     【陽刻落款印】 【植物図】       雨花抱一筆【陽刻落款印】暉真 【水仙図】        倣        趙子固法 抱一【陽刻落款印】抱弌                       之印 【陽刻落款印】抱弌         之印 うこかぬも動も おのかこゝろかな まさしく澄る 水のうへの月        抱一兼併詠【陰刻瓢形落款印】雨華 【白紙】 【右丁 赤色紙 文字無し】 【左丁 『古今集』巻第十の歌】     かつらのみや       源ほとこす 《割書:忠|》【朱字】 秋くれと【ママ】月のかつらのみやはなる光を花とちらすはかり【下部欠損】     百和香(ハクワカウ)【振り仮名は朱字】  よみ人しらす 花ことにあかすちらしゝ風なれはいくそはくわかうしと【下部欠損】     すみなかし        しけはる 春かすみ なかし(中之非_レ長非_レ汝)【「なかし」の文字中に朱点三つ】かよひちなかりせは秋くるかりはかへらさらま【下部欠損】     をき ’火【火の肩の点を朱にて濁点に】  みやこのよしか 《割書:都良香》 なかれいつるかたゝに見えぬ涙川をきひ【「をきひ」の文字中に朱点三つ】んときやそこはしら【下部欠損】     ちまき          大江千里 のちまきのをくれておふるなへなれ は(と)【「は」の左に見せ消ち線】あたにはならぬたのみ【下部欠損】 【裏表紙】