【右下枠外】 ●やけ○《割書:半|やけ》▲くづれ△《割書:半|くづれ》 【上段の最後の部分】 かかる大災の中 御城内は申に及ばす両御山御国ゆき御蔵等御そん亡 これなし扨万々歳 御仁政の有がたさには 御公儀様ゟ幸橋御門外深川 海辺大工町海辺しんでん浅草広小路上の山下同所へ上野 宮様ゟ一ケ所右之通 直に御小屋建たせられ不残民御救入その外御すくいの御手当種々有之誠に 御恩沢の難有事申も中々恐る也寝食の間も忘れ■天地に拝謝し