【上段】 いせの馬 「どうた  一ばんへこんだ  ろうこれといふ  のもおらがおや  ぶんの太(だい)神(しん)宮(ぐう)さまの  おさしづだからしかたが  あるまい井(い)戸(と)をほつたら  水(みつ)がでる江戸がちしんなら  かみがでると思やれさ 【下段】 じゝんのゑんきよ 「これはたいへんたなんでもこんとの一ばん  おちをとろふと思つたにとんだ  けだものがてしやばつて  ひけをとつたはざん  ねんなこれた  いせのかみのつげ  なればぜひかなへ