【巻物題箋】 百人一首絵【繪】抄  八 【本文】 此はみやこのたつみとは方角のこと なりしかぞとはかくのごとくぞにて我 はこゝにかくのごとくぞすみえたるといふ ことなり世をうぢやまとはまよへる人 はこゝをものうきところといふなれ ども身をおさめ心をやすくすれば 世をうしともおもはずわれはよくすみ おさめたりといふこゝろなり 【絵札】  喜撰法師 わか庵は みやこ    の たつみ しかそすむ 【字札】 世をうぢ   やまと 人は  いふなり 【画面右下部】  国【國】貞改 二代目豊国【國】画