【巻物 題箋】 百人一首 【題箋下部 資料整理番号のラベル】 JAPONAIS 4261 【巻物の天或は地から撮った写真】 【巻物の天或は地から撮った写真】 【巻物を少し開いた写真 左端の題箋】 百人一首 【題箋下部の資料整理番号のラベル】 JAPONAIS 4261 【巻頭 資料整理番号のラベル】 JAPONAIS 4261 【手書きの英文】 the book of the hundred poets hand graven and written. a very popular japanese book containing portrait of these poets men and women and quotations of their works. hyakunin isshu of Cari? Anagl   p  s 【巻頭右側下部 一部読み取り不明】 Japonais 4261 d 27353 【八双近くの文字】 10 p  la piece   天智天皇 秋の田のかりほの廬のとまをあらみ 我衣てはつゆにぬれつゝ 【歌の下部に角朱印】   持統天皇 春過て夏きにけらし白妙の 衣ほすてふ天のかく山   柿本人丸   柿本人丸 あし曳の山鳥のおのしり尾【ママ】の なか〳〵しよをひとりかもねん   山辺赤人 田子のうらにうち出て見れは白妙の 不二の高根に雪はふりつゝ   猿丸大夫 奥山に紅葉ふみわけ鳴鹿の 声きくときそ秋はかなしき   中納言家持 かさゝ木のわたせるはしにをく霜の しろきを見れは夜そ更にける   安倍仲麿   安倍仲麿 天の原ふりさけ見れは春日なる  みかさの山に出し月かも   喜撰法師 我廬は都のたつみ鹿そすむ 世をうちやまと人はいふなり   小野小町 花の色はうつりにけりないたつらに  我身世にふるなかめせしまに    蝉丸   これやこの行もかえるも別ては    しるもしらぬも逢坂の関   参議篁 和田のはら八十島かけてこき出ぬと  人にわ告よあまの釣舟   僧正遍照 天津風雲のかよひち吹とちよ  をとめのすかたしはしと【ママ】めん   陽成院 つくはねの峯よりおつるみなの             川  恋そつもりて渕となりけ【ママ】る   河原左大臣 陸奥のしのふもちすり誰ゆへに  みたれ染にし我ならなくに   光孝天皇 君かため春の野に出てわかなつむ  我衣手は【ママ】雪わふりつゝ   中納言行平 立わかれいなはのやまの峯におふる  松としきかは今帰りこん   在原業平朝臣 千早振神代もきかす立田川  からくれなゐに水くゝるとは   藤原敏行朝臣 住の江の岸によるなみよるさへや  夢のかよひち人めよく蘭    伊勢 難波かたみしかき芦のふしのまも  あはてこの世を過してよとや    元良親王 侘ぬれはいまはた同し難波成  身をつくしても逢むとそおもふ   素性法師 今来むといひしはかりを【ママ】長月の  有明月をまち出つるかな   文屋康秀 吹からに秋の草木のしほるれは  むへ山風を嵐といふらむ    大江千里 月見れへちゝにものこそ悲しけれ  我身ひとつの秋にわあらねと    菅家 このたひはぬさも取あへ【ママ】手向山  紅葉のにしき神のまに〳〵    三條右大臣 名にしおはゝ会う逢坂山のさねかつら  人にしられて来るよしもかな    貞信公 小倉山峯のもみちはこ心あらは  今ひとたひの御幸またなん    中納言兼輔 みかの原わきてなかるゝいつみ川  いつみきとてか恋しかるらん    源宗于朝臣 山里はふゆそさひしさまさりける  人めも草もかれぬとをもへは    凡河内躬恒 心あてにをらはやおらん初霜の  おきまとわせる白菊の花    壬生忠峯 有明のつれなく見へしわかれより  あかつき斗うきもの【ママ】なし    坂上是則 朝ほらけ有明月と見るまてに  吉野之里にふれるしら雪    春道列樹 山河に風のかけたるしからみは  なかれもあへぬもみちなりけり    紀友則 久かたのひかりのとけき春の日に  しつ心なく花のちるらん    藤原興風 誰をかもしる人にせん高砂の  松もむかしの友ならなくに    紀貫之 人はいさ心もしらすふる里は  花そむかしの香に匂ひける    清原深養父 夏の夜はまたよひなから明ぬるを  雲のいつこに月やとる覧    文屋朝康 しら露に風の吹しく秋のゝは  つらぬきとめ乃(ぬ)玉そちりける    右近 忘らるゝ身をはおもはすちかいてし  人の命のおしくも有哉    参議等 あさちふのをのゝしの原忍ふれと  あまりてなとか人のこひしき    平兼盛 忍ふれと色に出にけり我恋ひは  物やおもふと人のとふまて    壬生忠見 恋すてふ我名はまたき立にけり  人しれすこそ思ひそめしか    清原元輔 契りきなかた身【ママ】袖をしほりつゝ  すゑのまつ山なみこさしとは    中納言郭【「敦」の誤り】忠 あい見ての後の心にくらふれは  むかしは物をおもはさりけり    中納言朝忠 あふ事のたへてしなくは中〳〵に  人をも身をもうらみさらまし    謙徳公 哀ともいふへき人はおもほえて  身のいたつらになりぬへきかな    曽祢好忠 ゆらのとをわたるふな人かちをたみ【ママ】  行ゑもしらぬ恋の道か哉【ママ】    恵慶法師 八重むくらしけれる宿のさひしさ【ママ】に  人に【ママ】そ見へね秋は来にけり    源重之 風をいたみ岩うつ川【ママ】浪のをのれのみ  くたけて物をおもふ比かな    大中臣能宣朝臣 御垣守衛士のたく火の夜はもえて【ママ】  ひるはきへつゝ物をこそ思へ    藤原義孝 君かためおしからさりし命さへ  なかくもかなと思ひけるかな 【巻末 下部に蔵書印】 中村蔵書