【帙の表紙 題箋】 病家心得艸 二冊 【帙を開いたところ】 【背表紙】 病家心得艸 二冊 【題箋】 病家心得艸 二冊 【帙の背表紙下部の資料整理ラベル】 7-02 ヒ 20 【帙の裏表紙の資料整理ラベル】 京都大学 図書 200035335969 京都大学 図書 200035335978 【表紙 題箋】 病家心得艸(ひょうかこころへくさ) 上 【資料整理ラベル】 02 ヒ 20 靈蛇之珠荊山之玉世之所䝿 菽粟【異体字】布帛世之所賤也然靈珠 荊玉餞不可食寒不可衣而粟【異体字】 帛也晨昏之資不可須臾缺也 而䝿彼賤此何也珠玉難得粟【異体字】 帛易得之故然矣今之世養疴 之書刊而行者奚翅汗牛充棟 耳哉而其書咸古今賢喆之撰 述而率如珠玉矣雖然庸劣無 文之人不能讀而曉之苟有疾 病則唯醫是任唯藥是依而醫 者不可漫信藥物不可必頼焉 且也設俾良醫撰用湯液鍼灸 之宐非節飲食時起臥慎情慾 而護其病便猶卻行而求進矣 然則人人當護病之時不可不 粗知之吾友藤井子祥摘護病 之家可預慮之事録以國字将 【右丁】 弘 ̄メ_二于世 ̄ニ_一益 ̄セント_中于人 ̄ニ_上焉是 ̄レモ亦 ̄タ粟【異体字】-帛 ̄ノ之 賤 ̄フメ而所 ̄ロハ_レ用 ̄ル勝 ̄ルノ_二於珠-玉 ̄ニ_一之比 ̄ヒ【送り仮名の位置にある「也」は入力できず。】也讀 ̄ム 者勿 ̄レ_下以 ̄テ_二其 ̄ノ易 ̄キヲ_一_レ暁 ̄シ忽 ̄ニスルコト_上_レ諸 ̄レヲ爲 ̄メニ_レ之 ̄レカ序 ̄ス   盧門 岡崎信好 譔        【落款印二つ】      南牕武吉幹書【落款印一つ】 【左丁】 病家心得艸 巻之上目録  平生養生(へいぜいやうじやう)の心得     服藥(くすりをのむ)の心得  医者(いしや)を撰(ゑらぶ)む心得     脈(みやく)を見する心得  医者(いしや)の言(ことは)に取捨(しゆしや)ある心得 薬を煎(せん)ずる心得  大 病(ひやう)の萌(きざし)を知る心得   急病(きうひやう)人を扶(たすく)る心得  鍼灸(はりきう)の心得        灸穴(きうけつ)を点する法(ほう)〇《割書:五臓兪穴(こざうゆけつ)|を知る歌》   《割書:〇 要穴主治(ようけつしゆぢ)の歌|〇小 児(に)斜灸(すしかい)【注①】の歌》 《割書:〇 身柱膏肓(ちりけこう〳〵)【注②】の歌|〇 灸壮分量(きうかすふんりやう)【注③】のうた》  灸瘡発方(きうそうはつほう)        灸瘡(きうそう)洗薬(あらいくすりの)方  占(うらない)祈祷(きとう)の心得      疾病名目(しつひやうめうもく)俗解 【注① 斜灸(すじかい)=背中の一部で灸をすえる場所。脊椎の左右に一ヶ所ずつある灸のつぼで小児の風邪や、胃腸病予防に効果があるとする。】 【注② 「身柱(ちりけ)=灸点の名。襟首の下で、両肩の中央の部分。ぼんのくび。またそこにする灸。 「膏肓(こうこう)」=「膏」は心臓の下の部分、「肓」は横隔膜の上の部分。膏と肓の間は薬も鍼も及ばぬ、病気のなおしがたい所という。】 【注③ 灸壮(きゅうかず):灸の一灼を一壮というところから、灸をすえる数の単位。】 【左丁右下部の印】 故医学博士前島淳一記念  前島正一寄贈本 瘡邑(そうやう)名目俗解   身體(しんたい)名目■■ 醫者(いしや)流儀(りうぎ)の心得  古方(こほう)後世(こうせい)を知る心得 醫書(いしよ)名目俗解   治療(ぢりやう)名目俗解 附中節生 巻之下 病人/食物(しよくもつ)の心得 諸病(しよびやう)宜禁(よしあし) 食物(くいもの)能毒(よしあし)いろは分  合食(くいあはせ)禁(もの)忌 病家心得艸巻之上 藤井玄芝著 平生養生の心得 夫(それ)養生(やうしやう)とハ服薬(ふくやく)鍼灸(しんきう)薬餌(やくじ)【左振り仮名:くすりをのミはりやいとくすりぐい】なとをいふにあらす専(もつはら)飲食(いんしよく)【左振り仮名:のミくい】 起居(ききよ)【左振り仮名:たちい】をなどよくし思慮(しりよ)【左振り仮名:おもひ】色欲(しき■く)【左振り仮名:いろ】力役(りよくゑき)【左振り仮名:ちから】などをほしいまゝに せず常(つね)に心をつけて慎(つゝし)むをいふなり若(もし)飽食(ほうしよく)大酒(たいしゆ)を好(この)ミ 色欲(しきよく )力役(りよくゑき)を過(すご)し分限(ふんげん)不相應(ふさうおう)の望(のぞミ)を發(おこ)し利欲(りよく)を貪(むさぼ)り 心氣(しんき)を労(ろう)すれハ疾病(しつびやう)【左振り仮名:やまい】忽(たちまち)に發(おこ)る其時(そのとき)ニ至(いたり)て仮令(たとい)扁鵲(へんじやく)華(くわ) 佗(だ)妙術(めうじゆつ)を盡(つくす)とも何(なんぞ)効(しる)しあらんや平生(へいせい)養生をよくする人ハ 一旦(いつたん)病に臥(ふす)とも服薬(ふくやく)鍼灸(しんきう)の功(こう)速(すミやか)なり然(しか)れともあまり 養生のミ心をこらし食物ハは秤(はかり)にてかけ力態(ちからわさ)をいとひ思(し) 慮(りよ)をついついやすまじとて家職(かしよく)をすて閑居(かんきよ)【左ルビ:しつかなるすみまい】に引罷(ひきこもり)いるハ 却(かへつ)て不養生なりされバ内経(だいきやう)にも小欲知節(しやうよくちせつ)【左ルビ:よくをすくなふしほとをしる】といふ事 あり是(これ)養生の肝要(かんよう)なり人〻 我(わが)分限(ぶんげん)相應(さうおう)に心もつ かい食(しよく)も充満(しうまん)せざるほどくい酒(さけ)も中(あたら)ぬほどのミそのほか 万事(よろづのこと)我身(わがミ)において少(すこ)しも苦(く)にならぬほどに心がくべし しかし色欲(しきよく)【左ルビ:いろ】と美食(ひしよく)【左ルビ:むまきもの】とハ随分(ずいぶん)戒(いまし)むへし  服薬の心得 夫(それ)病人(びやうにん)薬(くすり)を服(ふく)【左ルビ:のまバ】せハ第一(たいいち)それ〳〵の禁戒(きんかい)【左ルビ:いましめ】を守(まも)り房事(ばうし)飲(いん) 食(しよく)を慎(つゝ)しむべし諸事(しよじ)醫者(いしや)の指图(さしづ)をもうけ食物(しよくもつ)の 禁忌(いミさしわい)をとくと尋問(たずねとふ)べし何ほど良薬(りようやく)【左ルビ:よきくすり】を用ても病人 禁戒(いましめ)を守らざれハ其(その)効(しるし)なし凡(およそ)薬(くすり)ハ病症(びやうしやう)に應(おう)ずるを よしとす若(もし)其(その)病(やまい)ニ中(あたら)ざれハ人参(にんしん)白朮(びやくしゆつ)も人を害(がい)す其 病(やまい)に應(おう)すれハ石膏(せきかう)芒硝(ばうせう)も恐(おそ)るべからず只(たゝ)其薬の病に 應(おう)するか應せざるかを考(かんかふ)べしさて薬(くすり)ハ病(やまい)あらバ服(ふく)すべし 病なきに薬を服(ふく)するは壁(かべ)の裏(うら)に柱(はしら)を添(そへる)るかごとし とて益(ゑき)ハなくして大に害(がい)をなす事あり針灸(はりきう)導(とう)【左ルビ:さ】 引(いん)【左ルビ:すり】なとも妄(ミだり)に好(この)むハ同じことなり  病家醫者を招(まね)く心得 医者(いしや)を招(まね)くに心得(こころえ)あるべき事なり病人(ひやうにん)によりて捕(ほ) 薬(やく)を好(この)むあり瀉剤(しやざい)を好むあり温剤(うんさい)【左ルビ:あたゝめ】ぎらひあり寒(かん)【左ルビ:ひやす】 剤(ざい)ぎらひあり温補(うんほ)を好む人ハ補薬(ほやく)さへ用ゆれバ命(いのち) の延(のび)る様(やう)に思ひ道三流(どうさんりう)の医者を招(まね)きかりそめの 疾(やまい)にも人参(にんじん)の入る薬をのミ却(かへつ)而/大病(たいびやう)となるもの有(あり) 又大病にて専(もつは)ら攻撃(こうげき)すべき症(しやう)にても古方(こはう)家の療(りやう) 治(じ)ハあらきとて招(まね)かす瀉剤(しやざい)【左ルビ:くだし】ハ脾胃(ひい)に害(がい)ありとて用ひ ず終に不治(ふじ)【左ルビ:なをらす】となるあり又 寒涼攻撃(かんりやうこうげき)を好む人は後世(こうせい) の感冒(がいき)にも白虎湯(びゃくことう)の大柴胡湯(だいさいことう)のといふをよろこび常(つね) に三 黄丸(わうぐハん)抵當丸(ていとうぐハん)などを用ひ過(すぎ)て命(いのち)を損(そん)ずるあり 病家すへて此癖(このくせ)ありて假令(たとひ)医者を轉(てん)ずれとも温剤(うんさい) を好(この)む家(いゑ)ハ温薬(うんやく)つかい斗(ばかり)を招(まね)き寒剤(かんざい)を好(この)む家(いゑ)にハ 寒薬つかいばかりを招(まね)くたま〳〵了簡(りようけん)のかハりたる医者 きたれバ其(その)薬(くすり)を用(もち)ひずこれ大なる誤(あやま)りなり先医(せんい)の 薬にて効(こう)なきものなれバたとひ心に叶(かな)ハずともかハり たる了簡(りようけん)の医者を用ゆべしさすれハ医を轉(てん)【左ルビ:かへる】ずるの 功あり又 近頃(ちかころ)の医者は病人にあたらぬ様(やう)にとて 平和(へいわ)【左ルビ:やはらな】なる薬方(やくはう)づくりにて療治(りやうぢ)するゆへ軽(かろ)き病ハ 自然(じねん)と治(ぢ)し少(すこ)しにても病勢(びやうせい)つよけれハ薬カ 病勢(ひやうせい)にまけて傷寒(しやうかん)ほどの大熱(だいねつ)をうぢ〳〵とすて おくゆへ終(つい)に難治(なんじ)【左ルビ:なをりかぬる】となる又 攻撃(こうげき)の剤(さい)ハ其 効(しるし)すミ やかなれども滋補(じほ)の薬ハゆるやかなれハ急(きう)に効(こう)も見(ミ)へぬものと云てうか〳〵ときかぬ薬を久(ひさ)しく用る ハ大(おゝき)なる誤(あやまり)なり却(かへつ)て病をおもくするものなり古方(こはう) 家(か)の寒涼攻撃(かんりやうこうげき)にて人をあやまるよりも急(きう)に目 にハミへねども甚(はなハだ)病者(びやうじや)に害(がい)あり ヶ様(かやう)の医者の治(ち)【左ルビ:なをし】し たる病(やまい)ハ薬にて治(ち)したるにてハなし白湯(さゆ)を用ても 治する病なり又 當世(とうせい)の古方(こはう)を用る医者(いしや)ハ病(やまひ)ハなを せども命(いのち)ハ天(てん)にまかすと云(い)ふ若(もし)薬(くすり)ちがいにて死(し)する 者(もの)も皆(みな)天命(てんめい)なりと云べしや且又(そのうへ)病(やまひ)ハなをりても 命(いのち)がなけれハ何のやくに立(たゝ)ぬ事(こと)なり病(やまゐ)を恐(おそ)るゝハ 死(し)を恐(おそ)るゝななり命(いのち)をかまハねハ医者ハいらぬ 者(もの)なり  脉見する心得 医者(いしや)の病人(ひやうにん)を見(ミ)るに望聞問切(ばうもんもんせつ)とて四(よつ)の法(はふ)あり先(まづ) 病人の顔色形容(かほのいろかたち)を望(のぞ)ミ見(ミ)病人の聲(こえ)を聞(き)き病人 の様躰(やうだい)病因(ひやういん)などをよく〳〵たづね問(と)ひ次(つぎ)に脉(みやく)を深(しん) 切(せつせつ)に診(しん)すこれ古(いにしへ)より医術(いしゆつ)の大法(たいほう)なりしかるに當(とう) 世(せい)の医者に人心(ひとごゝろ)同しかざる事 面(おもて)のごとし脉(みやく)も またしかり人〻(ひと〳〵)にかハりあれバびょ病證(ひやうしやう)を見るにた らずとミへるありあらき了簡(りやうけん)なり又 或(あるひ)ハ病人の 様躰(やうたい)病因(びやういん)などを聞(き)かす脉(ミやく)はかりを見(ミ)て医者(いしや)ゟ 病因(ひやういん)様子(やうす)などをいふて病気(ひやうか)を驚(おどろか)すありこれは 巫(ミこ)山伏(やまぶし)など見どをしうらかたの類(るい)なり望聞問(ハうもんもん) 切(せつ)の問診(しん)を用(もち)ひされバ病證(ひやうしやう)ハ見(ミ)るべからずしかるを脉(ミやく) を用ひず或(あるひ)ハ脉(ミやく)ばかりにて病症(ひやうしやう)を知(し)るといふは皆〻(ミな〳〵) 奇説(きせつ)を云(いゝ)て素人(しろうと)を欺(あさむ)くなりしかしこれにて病症(ひやうしやう) を知(し)り薬(くすり)を用ひて一〻効(しるし)あらハ名医(めいい)なり効(しるし)なけ ればかたりの賊(ぬすびと)なり  醫者(いしや)の言(ことバ)に取捨(しゆしや)ある心得 信(しんして)_レ巫(ふを)不(す)信(しんせ)_レ醫(いを)とハ扁鵲(へんじやく)六不治(むつのふじ)の一 ̄ツ なりこれハ巫(ミこ)道士(やまふし)な どどのいふ事(こと)を信(しん)して醫者(いしや)の言(いふ)ことを信用(しんよう)【左ルビ:しんしもちひ】せざる病人(ひやうにん)ハ 治(ち)せずとなりまづ病人(ひやうにん)ハ医者(いしや)の言(ことバ)に従(した)ひ外(ほか)より 彼是(かれこれ)と差出(さしいつ)るごとを用(もち)ゆべからずしかし醫者(いしや)のいふ 事(こと)信(しんし)しがたきことならバ其(その)医者(いしや)を轉(てん)すべきなり 又 大病(たいひやう)必死(ひつし)【「死」は「歺」+「人」[U+239B8]か】の證(しやう)にて諸醫(しよい)手(て)を尽(つく)したる後(のち)に初(はじめ)て 来(きた)れる醫者(いしや)の珎敷(めづらしき)病名(やまいのな)をつけて療治(りやうじ)するに程(ほど)な く病人(ひひやうにん)死(しす)れハ其(その)醫者(いしや)の云(いふ)今(いま)一両日(いちりやうにち)早(はや)くバ療治(りやうじ)も なるべきに先醫(せんい)の了簡(りやうけん)ちがいにて手(て)おくれして残(ざん) 念(ねん)なりというこれ所詮(しよせん)快氣(くわいき)せまじき様躰(やうだい)ゆへ 奇病(きひやう)を云(いふ)て素人(しろうと)を驚(おとろか)し過(あやまち)を先医(せんい)におゝせ我術(わじゆつ) を衒(てらふ)なり病家(ひやうか)ヶ様(かやう)の言(ことバ)に迷(まよ)ひて今少(いますこ)し早(はや)く 此(この)醫に療治(りやうじ)をたのまバ本復(ほんぶく)すべしなど〳〵公開(こうくわい)する ハ大なる惑(まどひ)なり又 今時(いまどき)はやり療治(りやうし)する人に病人(ひやうにん)を 請合(うけあい)て治(なを)すと云(いふ)医者(いしや)まゝありこれハ病家(ひやうか)に慥(たしか)に 思(おも)わせて薬(くすり)を賣付(うりつく)るなりこれらの言(ことバ)ハ必(かなら)す信(しん) じ用ゆべからす又さすり按摩(あんま)とりなどの言(ことバ)をむさ と信すべからず按摩(あんま)とりなどに病(やまい)のわけを知(し)る人 ハすくなきもの也  薬を煎ずる心得 薬(くすり)を煎(せん)ずる事(こと)病家(ひやうか)第一(だいいち)の心得(こゝろえ)なり随分(すいぶん)念(ねん)を入(いる) べき事 肝要(かんよう)なり水(ミづ)の分量(ぶんりやう)生姜(しやうが)の多少(たしやう)など医者(いしや) にとくとたづねとふべし傷寒(しやうかん)感冒(かんぼう)其外(そのほか)邪氣(しやき)にあ たりたる病(やまい)急病(きゅうびやう)には火(ひ)をつよくして早(はや)く煎(せん)し上(あく)べ し又 内傷(ないしやう)の病 補薬(ほやく)などハ大(たい)ていの火(ひ)にて緩〻(ゆる〳〵)と煎(せん) ずべししかしあまりぬるき火はあしゝ扨(さて)煎(せん)しあげ たらバ其(その)まゝ薬袋(くすりぶくろ)をあげ置(おく)べし薬袋をつけて おけバ薬氣(やくき)もどるなり又 嘔吐(ゑづき)の症(しやう)か或ハつかへ又ハ薬 ぎらいにハ初(ハじめ)に湯(ゆ)をたゝせ薬(くすり)を入(いれ)随分(すいぶん)つよき火ニて 急(きう)に煎(せん)ずべし又 人参(にんじん)の入薬ならハ別(わけ)て念(ねん)を入れ 【右丁】 腰痛宜 枸杞(くこ) 黒豆(くろまめ) 大根(たいこん) 粟(あわ) 蒲公(たんぼヾ) 胡麻(ごま) 干梅(ほしむめ) 藕(はす) 栗(くり) 山芋(やまのいも) 零餘子(むかこ) 野老(ところ) 禁物 糯(もちごめ) 麺(めんるい) 蕎麥(そは) 瓜(うり) 蕨(わらび) 枇杷(びわ) 杏(あんず) 梨(なし) 茄(なすび) 胡瓜(きうり) 茗荷(めうが) 酢(す) 鮓(すし) 菌(くさびら) 鯛(たひ) 鮎(あゆ) 鯽(ふな) 疝氣宜 黄粱(きび) 小豆(あづき) 大根(だいこん) 葱白(ひともし) 芥子(からし) 山椒(さんせう) 胡桃(くるみ) 牛房(こほう) 苣(ちさ) 蒲公(たんほゝ) 莧(ひゆ) 姜(はじかみ) 獨活(うど) 烏賊(いか) 田螺(たにし) 海月(くらげ) 蛎(かき) 鰻(うなき) 禁物 稷(ひゑ) 油(あぶら) 豆腐(とうふ) 御米(けし) 糯(もちごめ) 麪(めんるい) 茄(なすび) 瓜(うり) 蓼(たで) 蕨(わらび) 菌(くさひら) 林檎(りんご) 楊梅(やまもゝ) 鯽(ふな) 鱒(ます) 鮎(あゆ) 腳氣(かつけ)宜 牛房(ごばう) 枸杞(くこ) 黒豆(くろまめ) 小豆(あづき) 粱(きひ) 粟(あわ) 獨活(うど) 【左丁】 山椒(さんせう) 葡萄(ふどう) 梅(むめ) 干梅(ほしむめ) 橘(みかん) 柑子(かうじ) 柚(ゆ) 栗(くり) 山芋(やまのいも) 胡桃(くるみ) 覆盆(いちご) 胡麻(ごま) 角豆(ささげ) 韮(にら) 蒜(にんにく) 莇(あざみ) 葱(ひともじ) 藕(はす) 昆布(こんぶ) 和布(わかめ) 陟釐(あをのり) 蘩蔞(はこべ) 鯖(さば) 鰻(うなぎ) 鱧(はも) 鯛(たひ) 鮭(さけ) 田螺(たにし) 海鼠(なまこ) 海月(くらげ) 蛤蜊(はまぐり) 鮑(あわび) 禁物 糯(もちごめ) 麪(めんるい) 蕎麥(そば) 蕨(わらび) 黄瓜(きうり) 茗荷(めうが) 茄(なすび) 林檎(りんこ) 杏(あんず) 楊梅(やまもゝ) 餅(もち) 烏芋(くろぐわい) 夕顔(ゆふかほ) 大根(だいこん) 莧(ひゆ) 菘菜(ふりつけな)【菘は漬菜 ふり?は不明】 笋(たけのこ) 酢(す) 酒(さけ) 鮎(あゆ) 蛸(たこ) 鮓(すし) 鯰(なます) 通風(つうふう)宜 大根(だいこん) 牛房(こほう) 粱(きび) 山椒(さんせう) 枸杞(くこ) 芹(せり) 禁物 麪(めんるい) 油(あぶら) 蕨(わらび) 蕎麦(そば) 黄瓜(きうり) 瓠(ひさこ) 茗荷(めうが) 諸肉(しよにく)