【表題】 伊香保八景 【扇形色紙】 上毛伊香保古久屋楼 【方形色紙】 橋もと玉蘭斎貞秀古礼を図画とす    宝善堂 【扇面上】 古今集名所の和歌をかふ 【扇面下】 両画 【欄外右下】 上州伊香保湯元 川□木暮八左衛門 【上の絵】 伊香保 八景 上の山の    月 万葉集 伊香保風   ふく日  ふかぬひ ありといへと     あか   恋のみし  時なかりけり【表記は鳧か】      貞秀画 【下の絵】 伊香保八景 二つ嶽の雪 万葉集 かみつけぬいかほの        ねろに  ふろよきの    ゆきすきかたき   妹か家のあたり      貞秀画 【左の絵の翻刻はコマ3に】 【右側の絵】 伊香保八景  関屋の蛍 万葉集 伊香保ろに  天雲いつき かぬまつく 人を  おた   はふ いさねしめ   とら 貞秀画 【左】 伊香保八景 高根の鹿 万葉集 いかほろの  やさかの ゐてに立にし     の あらはろ  まても さねを さねては 貞秀画