【表紙 文字無し】 【表紙裏(見返し) 【資料整理番号のラベル】 JAPONAIS  345   2 【白紙】 【白紙】 【白紙】 【白紙】 【題箋】 《割書:傳神|開手》 北齋漫畵五編 全 【資料整理番号のラベル】 JAPONAIS  345  2 5 【白紙】 柿の屋のうめ すだつつみ【隅田川の堤】のさくら かめとのふぢ やなきしまの萩 てらしまのきく 此いつところは かつしか【葛飾】のなところにて 春秋のさかりのころは 人ゆきつどひて みちもさりあへぬまで み【見ると】 のゝしる【大騒ぎしている】めり 北斎のおきな【翁】ははやうより このわたりに すめる人にて その名たかく聞へ ぬることは猶このいつところの花のにほひにも まさりぬべし ちかころ漫画となつけし ふみ 木にえりて【彫りて】物せられたるが人のもて はやすままに こぞ【去年】ことし【今年】と数そひて 終にいつ【五】 の巻となりて かのかつしか【葛飾】にかぞふめる花ども のありところと かずひとしくぞなりにたける【五巻目で花の五つの名所と数が等しいことを指す】  けにたくみことなるふて【筆】つかひにはさかりあらそふ 木草の花もおもて【面】をや ふせ【伏せ】つへからむ そはひら きたるとぢふみ【綴じ文、草紙のこと】の花々しきをみたらん人ぞ こよなきいろか【色香】はしりぬらんかし                   六樹園 【白紙】 【白紙】 【白紙】 【白紙】 【白紙】 【裏表紙裏(見返し) 文字無し】 【裏表紙 文字無し】