【芝居看板に見立てて、地震で儲かる職人を描く。上段中央にナマズの絵とタイトル、左右に役者名になぞらえた職人の名前。下段には役者のような姿をした職人と職名を左右対称的に配置する。それぞれの職業を象徴する道具や風体をしている。 】 【中央 鯰絵の下】  現金米屋 流行職人尽  現金酒屋 【赤地枠の中 下段向かって右上から】 「はなしか」 【「はなしか」の左隣 下膨でチョット髪が薄くなった男】 「金持」 【左隣 瓦を持っている】 「瓦師」 【「瓦師」の後ろ、僧形との間にひょっこり顔を出している】 「ぜいたくや」 【左隣】 「坊主」 【左隣 持っているのは鏝か?】 「こてのかぢ」 【左隣 鍬を担ぐ】  「土方」 【左隣 青い着物の男】 「鉄物屋」 【左隣 モスグリーンの着物の男】 「茶屋」 【左隣 左手で頭を書いているようなしぐさの男】 「金かし」 【左隣】 「仕立屋」 【右に戻って、はなしかの下 キセルを持つ初老の男】 「地主」 【「地主」と「石屋」の間 痩せて黒い服を着て、扇子を持つ男】 「たいこ持」 【左隣 鑿を持つ男】 「石屋」 【左隣 左手に鉋を持つ男】 「建具屋」 【左隣 右手に玄能?墨つぼ?を持つ男】 「屋根屋」 【左隣 立ち上がって、右手に槍鉋、左手で手拭を担いぐ男】 「大工」 【左隣 右手に鏝、左手に鏝板を持つ】 「左官」 【左隣 立ち上がって、鳶口を持っている男 着物柄に当とある】 「鳶頭」 【左隣立膝で、右手に「判取」と書いた袋を持ち、左手に「大吉利市」と書いた板を立て持つ男】 「材木屋」 【「材木屋」後ろ「茶屋」と「金かし」の間、頭に手拭をかぶった男】 「茅やね」 【左隣 唯一の女性】 「げいしや」 【「げいしや」の左隣 風呂敷包みを担ぐ男】 「小間物や」 【「材木屋」の左隣 左手で本を持つ男】 「太夫」 【上段 名前看板 左端から】 大極上々吉 こて   左官土蔵 おほこまり 古拳   地主持丸 大極上上吉 差曲尺  番匠大工丞 大上々吉  の立   石切【音之?】丞 上上吉   田舎   茅野家根八 大儲    黒黄薬  □【貴?骨?】紐□衛門 大儲    判取   材木□【之?】丞   【鯰絵を挟んで】 大極上々吉 鋤鍬   □組右衛門 元手いらず 袈裟   坊主寺助 現金売   会津   蝋燭【掛?】八 大極上々吉 鉄槌   家根板平 かはらず  証文   高利勘左衛門 大上々吉  もつこう 土方焔□□□ 安物ばかり 銀み   小間物甲兵衛 大上々吉  鬼板   かはら師土兵衛 掛けた