【上段右端】【別ページに翻刻あり】 かたし 信州善光寺 大地しんの   次第 【上段中】 新ぱんわらいの種本 おそろしい大きいねへ 今朝のじしん あれさなかれるよ つなみの人々 こしがふら〳〵するよ 今朝のじしんで 利上をしないからながれたよ 下田のつなみ またつゞけるのかへわたしやいやたね 二度目のじしん にきつたらはやくおいれよ 火事の弁当 わたしやもうがつかりしたよ 地しんのあと あれさしにますよ じしんの牛馬 あれさいくよ 御国のはや使 いつそうれしいねへ 御ひざもと 【上段左端】【別ページに翻刻あり】 大地震  【割書出来ず】 大津波  太功記十段目  秡文句 しあん投首(なげくび)   津なみては船し□□【?】荷主 おもひをくことさらになし  よういしてばんばへ出□【?】へ □【?】ほゆへ引とりゐへ  □をすてつなみの噂(うはさ)聞く人 あはやと見やる表(おもて)に数か所の手疵(きす) ふる家急に宿かへする人