傾城(けいせい)あだなの焚(たき) 〽かねてそらこと吹まゝにばかせるはづのつとめ じやとていやなぢしんにひどきめにおふててくだ の客とりはおのがからだのかげをだにみぬ目に けぶるそれ火さきねやもしやうじもおもはずも へてもへてうきみのなみだですへはついにゆるせは なきまはり瓦(かはら)ないぞや家根(やね)おちて常(つね)に願(ねがい)の 神(かみ)すてゝつみとむくひのこの中をたが引出し てつれきぬとなきこへ立てむだな事