うち身 くじき りやうじ所 ゑんま堂 当分之内ほどこし致しんじ候 ゑんま 「いそくな/\おれか子になつてきたものよくせずにおくものかあをあかの      鬼どもやくすりをつけて早々まいてやれいたかろうかわいそうに/\ しやうつか 「地蔵さんのおいかりもゑんまさんのおなげきもおれが引合にだされて        てつだうのもあのなまづゆへださてにくいやつだナしなれぬことはたいぎた/\ 地蔵 「おれがまもる此地めんを度々うごかされてはおしやかのまへゑすまぬ地蔵の     かほも三度だそかしまとのへはなしてきたかくごしろふといやつだ