【表紙題箋】 瓢軍談五十四場 初編 【整理ラベル SMITH-LESOUEF JAP 128(1)】 【右上貼付メモ Jap 128】 【右下 同 8C】 瓢軍談五十四場    一英斎芳艶画 五十四枚続 日本六十余州はいふもさらなり 朝鮮国まてわかものになし給ふ 豊太閤久吉公の御一代御幼名 猿之助と申されしころ三州矢はき の橋上梶塚与六と出会をはしめと して相州小田原せめ目出たく 帰陣のおはりまて五十四場 の大にしき外題を瓢軍談と いふことしかり       板元 知英堂(印) 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)   第一  梶塚与六(かぢづかよろく) 矢矧(やはぎ)の橋(はし)にて 猿之助(さるのすけ)に見(まみ)ゆ        一英斎芳艶画 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)             一英斎芳艶画  第二  猿之助(さるのすけ)初陣(ういぢん)に 伊藤日向守(いとうひふがのかみ)を     討(う)つ 【画中に】 猿之助  伊藤日向守 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)   一英斎芳艶画  第三 猿之助(さるのすけ) 尾田家(をたけ)へ 士官(しくわん)を好(この)む 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)   一  第四 此下宗吉(このしたそうきち) 割普請(わりふしん) 破損(はそん)をおさむ        一英斎芳艶画 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)   一英斎芳艶画  第五 此下宗吉郎(このしたそうきちらう) 岩倉(いはくら)を 焼討(やきうち)にす 瓢軍談(ひさごぐんだん)五十四場(ごじふよじやう)  第六 梅島(うめしま)此下(このした) 試鎗(やりのちやうたん)の長短(をこゝろむ) 【画中に】  此下宗吉郎  梅嶋主水             一英斎芳艶画 瓢軍談五十四場(ひさごぐんだんごじふよじやう)        一英斎芳艶画  第七 桶狭間合戦(をけはざまかつせん)に 稲川氏元(いなかはうぢもと)    討死(うちじに) 【画中に】 中条小市  服部平太  稲川治部太夫氏元   林藤八郎  毛利新介     瓢軍談五十四場(ひさごぐんだんごじふよじやう)       一英斎芳艶画  第八 此下宗吉郎(このしたそうきちらう) 筵(むしろ)にて五色(ごしき)の旗(はた)を 造(つく)り奇計(きけい)を行(おこな)ふ 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    第九   此下(このした)宗吉郎(そうきちらう)   再(ふたゝ)び須股(すのまた)の   砦(とりで)を築(きづ)く                    一英齋                    芳艶画 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    第十   宗吉郎(そうきちらう)智弁(ちべん)を   もつて滝(たき)【瀧】中(なか)を   須(すの)またの閑居(かんきよ)に     此下宗吉郎        うつす                   滝【瀧】中官兵衛                         一英齋                         芳艶画 【絵の縁取り右側に丸印と「蔦吉板」の文字】 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)            梶塚政十郎   第十一  此下宗吉郎(このしたそうきちらう)        此下宗吉   稲葉山(いなばやま)の  搦手(からめて)を襲(おそ)ふ             折尾宇助                           赤山新助                 日野七大夫   梶塚与六        勝田隼人   稲葉大江                         一英齋                         芳艶画 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    十二に   ひやうたんの相図(あひづ)に   寄手(よせて)水門(すゐもん)より   討入(うちいり)稲葉山(いなばやま)落城(らくじやう)                        此下勢              折尾宇助                        一英齋                        芳艶画 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    十三   千葉田員家(ちばたかずいへ)    宗貞(さうてい)が為(ため)に   水(みづ)の手(て)を断(たゝ)るゝ                       一英齋                       芳艶画 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)               一英齋                          芳艶画    十四   員家(かずいへ)水瓶(みづがめ)を   破(わつ)て諸士(しよし)を   はげます                 千葉田源六員家 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)               一英齋                          芳艶画    十五   仙住坊(せんちうばう)木蔭(こかげ)に   しのび春長(はるなが)を   討(うた)んとす             仙住坊 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    十六   佐々井(さゝゐ)京蔵(きやうざう)【藏】   行年(ぎやうねん)十五歳 乱(らん)   軍(ぐん)の中(うち)に討死(うちじに)           佐々井京蔵                       一英齋                       芳艶画 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    安藤喜右衛門    十七   安藤喜右衛門(あんどうきゑもん)   敵陣(てきぢん)へ紛(まぎれ)こみ   春長(はるなが)を害(がい)せんとす    尾田上総之助春長                       一英齋                       芳艶画 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)               一英齋                          芳艶画    十八   延受藤助(えんじゆとうすけ)   主君(しゆくん)数家(かずいへ)の   馬印(うまじるし)を取返(とりかへ)す    延受藤助 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)              一英齋                         芳艶画    十九   志奥近内(しむつこんない)   今成(いまなり)を水中(すいちう)へ   引入(ひきいれ)討(うち)とる             志奥近内                   今成力之輔 【絵の右縁に】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    第二十   久吉(ひさよし)播州(はんじう)へ   出張(しつてう)を春長(はるなが)   見送(みおく)り給ふ    尾田上総之助春長               真柴久吉                          一英齋                          芳艶画 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    二十一   天目山(てんもくさん)に   武田伊賀四郎勝家(たけたいがのしらうかついへ)   主従(しゆう〴〵)討死(うちじに)す                         一英齋                         芳艶画 【絵の右縁に】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    二十二   春長公(はるながこう)   蘇鉄(そてつ)の怪異(くわいゐ)を       尾田春長    怒(いか)りたまふ                    杉野谷九左衛門 【絵の右縁に丸印と次の見字が】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    廿四   赤松(あかまつ)水責(みづぜめ)   防戦(ばうせん)難儀(なんぎ)に      およふ                        一英齋                        芳艶画 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    二十五   四方伝政兵衛(しはうでんまさべゑ)      四方伝政兵衛   本能寺(ほんのうじ)の塀重(へいぢゆう)   門(もん)を打砕(うちくだ)く                       一英齋                       芳艶画 【絵の右縁に丸印と次の文字が】 蔦吉板 瓢(ひさご)軍談(ぐんだん)五十四(ごじふよ)場(じやう)    二十七   武智右馬之助(たけちうまのすけ)    石(いし)弩 火鉄(びや)にて   敵城(てきじやう)を打崩(うちくづ)す                         一英齋                         芳艶画 【絵の右縁に丸印と次の文字】 蔦吉板 【裏表紙】