【表紙】 【題字】きふね 下 【管理タグ】 JAPONAIS 5331 2 さてちゝ大わうの御まへゝ心ほそくも参り給ふ 心のうのをしはかられていたはしや大わう仰 けるはこのほとはこんつはいつくへおはしけるそ此 ほとはくらまへまいり候てけかう【環向】申也との給へは大 わうきこしめしてさてはせうしこそかヘらん御 しゆまいらせよと有けれは七八人のらんはとも 御しゆとり出したりその御さかなに人をいき なからまないたのうへにおきてそまいりたる中 しやうみやのそてのうちより御らんすれは中 将はゝかたのいとこ二てう【でう=条】のはなみの少将とて はる は花のもとにて日をくらしあきは月のまへにて 夜をあかしよにきこえしいろこのみけいのふなら ひなき人なり御とし丗五にそならせ給ふちゝはゝに もひとり子也まないたのうへにて声をあけてそ なき給ふやうわれ〳〵むなしくなるつゆのいのち はおしからすちゝはゝおさあひものなけかん事の かなしさよとてこゑをおしますさけひたまへは 【右丁】 中将は心もうせはてゝわれもこれにありと いはんとおほしめしけれともみやのまもりのなか なれはこらへ給ふこのはなみの少将はかすかへまいり 給ふかのおにのけんそくともうつくしき女はうに へんして有けるにうと〳〵とつきてくらまの おくそうしやうかたにほうてうかあなへひき入られ ていまのいのちはうしなひ給ふさて中しやう殿 大わうを御らんするにゐたけ【居丈=座っている時の身の高さ】は十七ちやうはかり八 はうにおもてありつるきをならへたるに事なら すその身のあかさそめすましたるくれなゐの ことし一めみては一ときへんしも有へきともおほ 【左丁】 えす大わうの給ふやうはらんはともはや〳〵ほう てうしてまいらせよと有けれはみやの給ふやう はおさなかりしときよりほとけをしんしこんと 此身をはなれんとおもひ候へはすきにしかたも にくしきし給ひしをははゝうへの御心へにてたひ 候はす御とも申給へは大わうきゝ給ひ候て御連はこ のくにゝもほとけにならんとおもふくせ物いてき たりとて大きにわらひ給ふよし〳〵くはさらん 物はなくいそきそれ〳〵みな〳〵こなたへまいらせよ とてとりよせて八のくちにおしいれてくはれ けりそのゝちみやをまうけてきたるなりまるに 【右丁】 ゑさせよゑしきにせんとの給へはみやかほうち あかめてゆめ〳〵さる事はなしと申させ給へは 大わう大きにいかり給ひわこせ【我御前=親しい女・子供などをを呼ぶ語】をいままて そたてをきこれほとのしよまうをきかすはち をあたへんそなんちかまもりにかけたるおとこは いかにとてさしおよひみやの御くしをつかみて ひきよせころさんとし給ふをはゝうへはしり よりてとりつきてなふいかなるむしけたものに いたるまてもこをはおもふならひそかしたゝいまの みやのいのちをはわれにたひ給へとかなしみ給ふ へはさらはたゝいまのいのちはかりをはたすくるなり 【左丁】 はやくかへりてなんちかをとこをあすのむま【午】の時に かならすゑにまいらすへしもしおとこをうしなひたら はわこせをゑにまいるへしそのいはれはこの くにへはちやうこうかきりあるものならてはきたら すたすかるにはかはりなくてはかなうましきと仰 けれはみやも中将もきも心もうせはてゝかへり 給ふさて中しやうをとり出しもとのつえにて さすり給へはもとのことくにはならせ給ふみやなみた をなかしの給ふやうははしめよりかく有へしとは 申けれともいまはさていかゝし侍るへきちきりも こよひはかりなりもとのみやこにましまさはかゝる 【右丁】 事はよもあらし月よはなよの御あそひかすを つくして有へきによしなきわらはにともなひ てかゝるうきめを御らんする事のかなしけれと かきくとき給へは中しやうなみたをなかしての 給ふやうわれ〳〵はこれ恋ゆへはかなく成へき をふつしんの御はからひとしてみやまにともなひ まいらせていまゝていのちなからへたりみやう日 しなんいのちは露ちりほともおしからすさりなから おほくの心をつくしつゝいくほとなくしてはなれん 事のかなしさよそれもせんせの事なれはこん しやうの契りは申にをよはす来世にてはあひ 【左丁】 申さんさたひらかなきあとをよく〳〵とひてたひ 給へかならすひとつはちすのえんとなるへしと の給へは 【絵後から】 君の御いのちは百廿ねんみつからかいのちは四 万さいなり御身をさきにたて申さはいかに 二世をちきるとも四万さいかそのあひたまつ 事はいかはかりされは御身はたゝもとのみやこへ 御かへり有ておはしませみつから御いのちにかはり なは二世のちきりもはやかるへし御身をさき にたてまいらせなはきこくにてはふつほうなけ れは御とふらひもかなふましみつからはつみもふかき おにのこにてさふらふなりさこそはつみもふか かるへしさりなからよくとふらひにたひたまはゝ やかてむまれもかはるへしはや〳〵中将は都へ 【右丁】 御かへりあれ中将きこしめし仰はさる事にて候 へとも御身にはなれまいらせて都へかへりたり ともさたひらかいのちあらはこそそのうへ御身の いのちは四万さいみつからかいのちはわつかなり思ひ もよらぬ御事なりたとへ御身にうけたる事 なりともみつからこそはかはり申へき事なれはかなふ ましおもひもうけし事そかしとさま〳〵にのた まへはみやきこしめしみつからはくわこにててん によにて有つるかいんくわをはれかたくして おにの子とむまるゝなりこむとしやうのかれすし てはなか〳〵ならくにしつみなんされはひしやもんの 【左丁】 御はからひにて御身にちかつき申事もみつから うかまんそのためなりあねの十らこせんと申せし ははらなひこくよりおとこをまうけきたりしを ちゝ大わうきこしめしおとこをとりてくひ給ふ 十らこれをふかくなけきけれはにくしとてまた 十らをいけゑにとり給ふかやうにことかきさふらへは 御とをうしなひたりとてもみつからいのちかあらは こそたえわかみをたすくるとおほしめし都へ かへり給ふへしさま〳〵にあとをとふらひてたひ 給ふへしみつからしやうふつするならは御みもうた かひよもあらしにんけんのゑひくはたゝふうせん 【右丁】 のちりなれはゆめまほろしのことくなりとさま 〳〵かきくときの給へはちうしやうさらはともかくも 仰にしたかひ候はんとてたかひのそてをしほり けりさてみやもなく〳〵中しやうをくして【具して】よの うちにはるかのみちをいそきくらまのおくそう しやうがたにへそ出させ給ひける中将もなみたに むせひみちもさたかならすみやもこれをかきり の事なれはなみたにくれてかへり給ふ 【左丁絵のみ】 【右丁】 中将そてをひかへてなみたのひまよりもはなれ まいらせてそのゝちはいのちあるへき事もなし さりなからもし一日もあるならはなにをかたみに まいらすへきとの給へはこれをかたみに後のよ まて御らんせよとてはなたのおひをなかより きりてちう将にたひにけり又みやの給ひける はけふのむまのときにはかならすにゑにそなはる へしそのときなかんするこゑ御身のみゝに きこしえへしなをもふしんにましまさはたらいに 水をいれてをきて御覧せよくれなゐと なるへしそれをしるしにてとふらひたひ給へと 【左丁】 いとゝなみたにむせひ給ふさて中将はなく〳〵日 本へそかへり給ふみやはきこくへかへり給ふ中将は さて有へきにあらされはなく〳〵二てうの御所へそ おはしますちゝはゝめのとをはしめとしてさても よみかへり給ふよとてよろこひ給ふ事はなか〳〵 申すもをろかなり 【右丁絵】 【左丁】 中しやうはたゝなみたとともにうちふしてそおはし けるさるほとにみやはきこくへかへりはなのことく にいてたちちゝ大わうの御まへにまいり給ふいま をかきりの事なれは御心のうちをしはかられて いたはしさよ大わう御らんしてなんちかおとこを はかへしたるやなんちちやうかうなりちからなしそれ 〳〵よりてほうてうせよと有しかはいつきかしつ きしみやの御くしをなさけなくひきつなてをき けれはみやの給ひけるはいまをかきりの事なれ ははゝうへをいま一めみまいらせてなにゝもならん とのたまひけれはらんはとも申やうこのことを 【右丁】 きのふよりはゝうへあまりになけかせ給ふほとに大 わう御はらをたてけさよりはいしのからひつに いれてをきまいらせしほとに此世にてのたいめん はゆめ〳〵かなふましと申ほとにはやまないた【まな板】に あかり給ふなさけなくはうちやう【包丁】して大わうに まいらせける大わう八ツの口にをし入てあちはひ ての給ふやうこの十六年かあひたやしなひそた てしいはれにやたゝの人よりもうまきそとて ゑみをふくみ給ふはゝこの事をきゝたまのやう なるひめ君を二人まてうしなひてかくて有ても なにかはせんとてなきかなしみ給へともかきりなき 【左丁】 いのちなれは心にまかせすたゝなけくはかり也さた ひらははやくむまのとき【午の時】にも成けれはやくそく のことくにたらひに水をいれて御らんすれはみつ はくれなゐのことく也みやのなき給ふ御こゑもたし かにきこえし中将はきもたましひもうせはて ててんにあをきちにふし給へともそのかひそな かりけるやう〳〵心をとりなをしてなみたをな かしこの程の事ともたゝいまのみやの事とも を人にかたりたまひていまはたゝ一えにとふら ひよりほかの事はなし一日きやう二日きやう五ふ の大しやうきやう【五部の大乗経 注①】せんそうくやう【千僧供養 注②】まて申させ給ひ 【注① 大乗の教法を説いたものとして選ばれた五部の経典。すなわち、華厳経、大集経、大品般若経、法華経、涅槃経の五部】 【注② 千人の僧を招いて法華経などの読誦を乞い、供養を行う法会】 【右丁】 てさま〳〵御とふらひかすをつくし給ふ七日にあた るとき中将御かとへ申させ給ふやうふしきの事 にてなけくも身にあまりて候へは御いとまを 給り候てしゆつけ【出家】せんとそ申されける御かとこの よしきこしめし此さたひらをうしなひていか斗【ばかり】 なけきつるにたゝいまかへりまいる事なのめなく おもひけるにしゆつけせんとのいとまこそ中〳〵 思ひもよらぬ事なるへしとおほせけれは 【左丁 絵画 文字無し】 【右丁】 たとひかみをそらすとも心のしゆつけをたし なむへし心たにまことのみちにかなひなはかみを そりてもなにゝかせんとて御ゆるされもなかり けりちからなくして中将はうちには五かい【五戒】をた もちつゝほかにはしんきの御たしなみひまなき とふらひはかりなりさてあくるはるにも成しかは ちうしやうのおはのおはしけるかたゝならすして 月日たちゆくまてまことにたまをのへたるやう なるひめきみをそうみ給ふよろこひ給ふ事か きりなしたゝしよろこひのなかなるなけきあり かのおさあひ【おさない(幼い)の変化した語】人のひたりのゆひてのうちにつきて 【左丁】 おかしけなりいつくも人のくちなれはかたはなる 子をうみ給ふと申ひろめけれはちかましきと てちからなく夜に入てれんたい野【蓮台野=墓地・火葬場】にすてさせ給ふ いつものことくれんたいのにいてゝ御らんすれは うつくしきおさあひ【幼い】ものすてられてなきゐたり ちう將御らんしておほしけるやうはわれは五かひを たもちたりけれはいかゝ此おさあひものをこらう やかん【虎狼野干】にゑさすへきかとていたきとり御めのと れんせい【廉正=心が清く正しいこと】の御つほねによく〳〵そたてゝたひ候へ とて御めのとをつけさま〳〵いつくしく【氣品や威厳のあるうつくしさ】そたてける ほとに月日かさなりけれはまことに玉をのへ 【右丁】 たることくなりたゝゆひなき事をかなしむはかり也 月日にせき【関】をすゑ【据え】されは【月日の経つのを止めることはできない】ほとなく此おさあひ【幼い】 人はや十三にならせ給ふけいのうなさけ【芸能・情け】ことには くわんけん【管絃】のみちもくらからすあしたに見えゆふ へにみはいやまして丗二さう【三十二相=仏がそなえている三十二のすぐれた相好をほめたたえたもの。】はかす【数】ならす四十 二さう【四十二相】をくそく【具足】せりひかる程にそ見え給ふかほとに いつくしきひめ君のたゝゆひのなき事をのみわひ あひ給ふ有ときに中将れんせいのつほねをめし ていつそやあつけしおさあひものはなにとなりたる そゆひはいかゝとの給ひけれはされはその御事に て候かのひめきみの御ありさまいかなる人のけ 【左丁】 しんにておはしまし候やらんたゝ人【只人=普通の人】にてはなし まことにいつくしき事かきりなしされとも ゆひのなき事はかりかなしく候へと申けれは 【右丁 絵画 文字無し】 【左丁】 中将きこしめしかのおさあひものはさたひらか ためにはしたしきよしをきくなりあかてはな れしこんつめのめい日にひろひたりまたこん日 もみやのめい日そかしたゝいまよひいたし給ふへ し宮の事をかたりつねは御きやうをよみ宮を とふらひ候へと申へしとの給へはかのひめ君きこし めし中将とのはいのちのしう【主】にてましませはま いり候てみまいらせたくは候へとも御はつかしくなん とゝの給へはつほね申やう中将殿は御したしきと 申そのうへ五かいをたもつ御身なれはなにかはくる しく候へきとていつくしくいてたゝせまいらせ中 【右丁】 しやうの御まへにそまいり給ふこのひめ君を御 覧してふしきやなあかてはなれしみやにす こしもたかはぬ事のふしきさよと御らんする にもまつはら〳〵となき給ふひめきみ中将に の給ふやうなに事を御わひ候やらんとの給へは 中将ひめきみの御すかたをみまいらせ候にあか てはなれしみやにすこしもたかはせ給ひ候はす いまさらおもひいてゝふかくのなみたすゝみいてん とのたまひけれはそのみやにてやらんとの給へは 中しやうその人は十六われは十七にてはなれし なりことし十四ねんになり候御身はれんたいのに 【左丁】 すてられしをみつからひろいてつほねにあつけたり なにしにその人にては候へきやひめ君の給ふやう 御身あまりに〳〵御とふらひのそのゆへにさいほう しやうふつしたりしをほんてんたいしやく【梵天帝釈 注】一さいの ほさつあつまりてこのものはしやはにてにせの ちきりをわたしてののちにはさとりをえへし との給ひてかくむまるゝなりみつからはかやとるへき はしなくして御身したしき人のゆかしさにその はらにやとりたりすてられしはひたりてかたは しき【かたわである】とての事なり御身にはなれし時にとり わけしはなた【縹=うすい藍色】のおひ【帯】をもちたり御らんせよとて 【注 大梵天王と帝釈天。ともに仏教の守護神。】 【右丁】 十三ねんまてにきり【握り】たる御てをひらきたまへ はうたかひなきそのおひなりちう將殿もまほり【守り】 につけてもち給ふあはせて御らんすれはうたかふ 所なしこれはゆめかうつゝともわけかたしうれし きにもまつさきたつはなみたなりさりなからした しきなかの事なれはひよくのかたらひ有へきに あらすとの給へはみかとこのよしきこしめしせん し【宣旨】ありこれ程にふしきなる事はためしなし これほとむまれあふたるをしたしきなんとゝあるへ きかはしめてゆるすそとせんしなれはなのめなら すによろこひ給ひてふうふと成こそめてたけれ 【左丁 絵画 文字無し】 【右丁】 これよりはしまりてこそしたしき中もふう ふとなるさてきこくのちゝ大わうこのよしをきゝ て申やうあらにくやこんつめのみやこそ一とにも こりすしてまたちうしやうにむまれあひぬる おゝかましさにくゝいさや日ほんへこへてこんと は二人ならとりてふくせんとけんそくともに ふれたりけるこのよしくらまのたもんきこし めしあらたにしけんありしやうきこくより日 ほんへこえんとていてたつなりこのくにへ一ときそ めは日ほんへは人たね有へからすまさしきはかせを もつてふうすへし日本の神ほとけもきゝ給ひて 【左丁】 そのきならは御ふせき有へきよしないたん有 けれはみかとへこのよし申されはみかときこ しめし御はかせあいしんともに仰られけれは うらなひ申やうはこのおにともはせつふんの夜 かならす日本へわたりて人をとらんする也と七 人の御はかせに四十九千のいゑのものなにして もとりあつめてくらまのおくそうしやうかたにほう てうかくりあなのくちにをしこめてふうしふさ きて三石三斗のまめをいりておにのめをうつ とてうつへしおに八十六のまなこをうちつふ されてかへりかのおにの申にかくはんといふ 【右丁】 ものきたらんするにはしめてうをゝやきてさす へしそののちこせつく【五節句】をはしめてかのおにともを 五たいをてうふく【調伏】するならはゑこそわたりえまし きと申けれはとて色〳〵にてうふくし給ひける こせつくは正月七日にはわかなをつみて三ほう にたてまつるふしきやおにのまなこいるとて大 まとをいる三月三日のもゝのはなはおにのしゝむら【肉】 のいろをなつけてさけにいれのむへし五月五日の しやうふはほねすちとてさけにいれてのむなり ちまきはおにのもととりとてこれをくふなり七 月七日のむきはおにのはらわたとてくうなり 【左丁】 九月九日のきくの花はおにのますけあるひはおに のかしらのなうとなつけてくう也かやうにいろ〳〵に なつけてくうなりきこくのらんは【藍婆】ともこれを きゝて日本のものともはわれを色〳〵てうふくする なりそのうへ日ほんには神といふこわきくせもの あり中〳〵行てしせんよりも日本へわたる事 をはとゝまるへしとてけんそく【眷属】ともをとゝめけり さほとにちうしやうはもとのちきりにもをとらす ひよくれんり【比翼連理=男女の間のむつまじいことにたとえる】のかたらひあさからす心にかゝる事 なくてそおはしけるゑひくはきわまりなく百廿ねん のよはひをそたもち行ひける 【右丁 絵画 文字無し】 【左丁】 そのゝちまれ人【客人】のかみとあらはれて一さいしゆ しやうのねかひをみてたまはんとの御ちかひなり きふねの御ほんちこれ也返〳〵【かえすがえす】これを御らんせん 人々はかみほとけのうやまひしん〳〵をいたし給ふ へし有かたかりける御□【印カ】なりあまりに〳〵き とくふしきの事ともに□【「て」カ】□まゝかきつたへあ りしなり 【両丁 文字無し】 【文字無し】 【裏表紙 文字無し】