【表紙】 【見返し】 【中央に図書票】 JAPONAIS 345 3 【右肩に図書票と同様の数字等】 JAPONAIS 365 (3,8-10) 【右下に寄付日付】 DON 737 29 aout 1855 【中央に数字見せ消ち】 1796【横線で消す其下にあらたな数字】345 【白紙】 【白紙】 【右下に図書票】 JAPONAIS 345 3,8 【左に題箋】 《割書:傳神|開手》北齋漫畫八編 8 全 図書館 【白紙】 戴斗翁初より畫癖あり唯食睡画而已遂 にも【とヵ】て葛飾一風を興し画名■世に高し 於茲其門に入て伎を学ふ者多し翁これに 教て曰国に師なし唯真を寫事をせは 則ち得べし門人これを愁ふ或人翁か言を聞て 翁を諌て曰翁は葛飾一家の画祖なり翁か 風を慕ふ徒はこれか風たらん事を欲す然れは 何そ他に師を索むべけん離婁の明公輸子の 巧も規矩を以てせされは方真を成事能はす 翁の門に遊ふの徒翁の略本を持されは葛飾 風たるを不得なんそこれを察せさるやと翁 この書を翁の書し山水人物鳥獣草木堂宇 器財に至るまて采【果ヵ】ある毎に寫し出し上木 し以て門人に授く漸〻として八編に達すれり 序辞を《割書:予》に議る《割書:予》画を知されは画を論すること 能はすこゝにおゐて此編の成る所以を記し以て序辞 に換こと爾り     絳山題  《割書:八|編》北齋漫画 【右頁】 《割書:提秤(ちぎ)|勝男木(かつおぎ)》の起(おこり) 大苫邊尊(おおとまべのみこと) 【左頁】理 大戸之道尊(おゝとのぢのみこと)