【巻物題箋】 百人一首絵【繪】抄  三 【本文】 此心はあしびきとは山といはんまくら ことばなりなが〳〵しといはんとてした りをのといへりしだりをとは山どりの 尾はなが〳〵したるものなればかぎり なく長き夜をいはんとてなり秋の 夜のなが〳〵しきにはふたりねて さへうかるべきにひとりはえねられ          まじきとなり 【絵札】   柿本人丸 あし   ひき    の 山どりの    尾の しだりをの 【字札】 なが〳〵し    夜を  ひとり   かもねむ 【画面右側】 国【國】貞改 二代豊国【國】画