焼た なまづて 職人は めしを くひ 【看板】 江戸前 かばやき 鯰大火場焼       口上 町々 御火元(ごひげん)よくやかせられめいわく 至極(しごく)にそんじ奉候いたがつて打身(うちみ)せ 崩(くづれ)候に付 大道(だいどう)に而 商内(あきない)相はじめ候 お間だ御 瓦(かはら)せなく御用心之程 一と夜(よ)に〳〵寝(ね)ないあげ奉候 一 うなんぎ   家破やき 一  骨継(ほねつぎ)どぞう 一 なまづ日本 煮(に)      諸方たて大工町          ふなやど            ひま蔵  十月二日ゆり出し   当日よけい     火事あり申候