【表表紙】 【文字無】 【右丁】 高蘭山先生著 《題:音訓国字格》 我朝のいろは仮字(かな)は女文字(をんなもじ)とも云て四十七 字(じ)さへしれは世の中に通(つう)せさること なしされ共 漢字(かんじ)はそれ〳〵もちまへの音(をん)ありことに国字(かな)にいゐをおえゑ軽重(きやうぢう) あれは字(し)に引合て当らさること多しよつて音(をん)も訓(くん)もかなつかひ差別(しやべつ)ある ことをしるし漢音(かんをん)呉音(ごをん)唐音(たういん)のことまて文字(もし)に引当(ひきあて)てたがひなき処を知らしむ 【左丁】 音訓国字格序 【角印】■■■■■■■ 有_二言-語_一而-后有_レ字。有 ̄テ_レ字而后有 音-訓_一。音-訓 ̄ハ又言語也焉。固 ̄メ【同 ̄シテ?】_レ席 ̄ヲ而 可_レ通者 ̄ハ言-也。隔 ̄レトモ_レ国 ̄ヲ可_レ達者 ̄ハ 字也。 【文の切れ目が記されておりここでは「。」で翻刻する】