【右下隅に蔵書印】東京学芸大学蔵書 【タイトル】 源氏かるた絵合         巻之意五十四図  門人 繍山製 【以下、右下より時計回り】 きりつぼ はゝきゞ うつせみ ゆふがほ わかむらさき すゑつむはな もみちの賀 花のえん あふひ さかき 花ちるさと すま あかし みをほくし【本来「みをつくし」となるべきところ、「つ」が「ほ」となっている】 よもぎふ せき屋 絵あはせ まつ風 うすくも あさがほ おとめ 玉かつら はつ音 こてう ほたる とこなつ かゞり火 野分 みゆき ふぢばかま 巻ばしら 梅かえ 藤のうら葉 若菜 上 わかな 下 かしは木 よこ笛 すゞむし 夕霧 みのり まぼろし にほふみや 紅梅 竹川 はしひめ しひがもと あげまき さわらび やとり木 あづまや うきふね かげろふ てならひ ゆめのうきはし 【左欄外】明治廿一年十一月 日印刷同年十一月 日出版    画  刷兼発行者 東京々橋区銀座三丁目十五番地 前田㐂兵ヱ 源氏かるた 絵あわせ かるた 五十四枚付属 【下部】 楊州  周延 【右上隅に請求記号:798/AYA】 【上余白に資料ID:10803354】     御用歌かるた調進所  東京銀座三丁目十五番地                     上方屋勝敗堂     源氏(げんじ)かるた絵合(ゑあはせ)仕様(しやう) 人数(にんす)に定(さだま)りなし三人/以上(いじやう)幾人(いくにん)にても五拾四/枚(まい)の札(ふだ)を同(おなじ)数(かず)に分(わ)け相互(あひて)に見せぬように持(もつ)なり○始(はじめ)に桐壺(きりつぼ)より花(はな)の 宴(えん)までの札八枚と若菜(わかな)上下(じやうげ)の札(ふだ)弐枚とを持(もち)たる人は初(はじめ)に並(なら)べ置(おく)べし○始(はじ)め札を分(わ)けあたへたる時(とき)札のはした出(で)たる時は 桐壺より若菜まで十枚の札を持(もち)たる人に授(さづ)くべし○扨(さて)桐壺の札を持たる人より呼出(よびだ)すなり呼名(よびな)は自分(じぶん)の手(て)になき 名(な)を何(なに)なりとも心(こゝろ)任(まか)せに呼なり其(その)呼(よぶ)を待(まつ)て呼(よび)たる札を持(もち)たる人出す其(その)続(つゞき)の札あれば何枚(なんまい)にても出(だ)すべし其人 思(おほ)ひ付(つき)たる名(な)を呼(よぶ)なり右(みぎ)の如(ごと)く順(じゆん)にして先(さき)に札を手拂(てはら)ひたる人/勝(かち)とす○札を呼とき自分(じぶん)の手に持たる名を呼ときは恥(はぢ)とす 【左下隅に蔵書印:東京学芸大学蔵書】